アイマス×ラブライブ!今こそ伝えたい
『このセリフ』

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アイマス×ラブライブ!
今こそ伝えたい
『このセリフ』

アイドルマスター&ラブライブ!の
珠玉のセリフ32選と、
企画参加者による魂の推薦文をご紹介します!

是非当ページをブックマークして、
じっくりお楽しみいただければ幸いです。

新たなアイドルの魅力があなたを待っています!



アイドルマスターシリーズ


ラブライブ!シリーズ

X


セリフ集


アイドルマスターシリーズ

 

桜守歌織

出典:アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ メインコミュ44話「あの日、あなたに出会うまで」より

歌が私の人生なら…。歌をくださったプロデューサーさんは、私に人生をくれた人…っていうことなのかな、って

■コメント

【状況説明】
桜守歌織のセンター公演終了後ブログで新曲になぞらえ「歌いながら、旅を続けていく事が人生」と綴ります。
その後エピローグにてプロデューサー(以下P)との会話での1節です。

【推薦文】
桜守歌織はアイドルになる前は音楽教室の講師でした。
また父親が自衛官である事もあり、音楽隊のステージにボーカリストとして参加していた所Pにスカウトされました。

その後数々のステージを経て本編ヘ

歌織はレッスン中に先輩である千早の経験値の高さに、ふと自分がもっと早くアイドルになっていたら…自分は回り道をしてしまったとPに吐露します。

Pはそうなったらすでにトップアイドルになっていたかもと語りながらも、そうならなくて良かったと続けます。
つまり彼女が回り道をしてきた事こそが彼女だけの魅力であり、その魅力があるからこそPがスカウトする事に到ったのだと。
その言葉で自信を取り戻した歌織は新ソロ曲『MUSIC JOURNEY』を歌いあげます。

このメインコミュの通り、人生において回り道はその人の最短経路、旅路を彩るサウンドスケープだと考えます。
例えばもし今回の異次元フェスにて、「もっと早くこのコンテンツに触れていれば…」などと感じる場面があるかもしれません。

しかし今あなたが出会ったアイドルや楽曲が素晴らしいと感じるのなら、それはあなたの人生が正しい道のりだったからであり、その旅路の結果感じる気持ちなんです!
もし新しい景色が観たいと感じる事があれば、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?
今回集まったアイドル達の旅路は始まったばかり、伴奏はまだまだ間に合います!
私が桜守歌織というアイドルに人生を貰ったように、あなたにも新しい出会いがあるよう願っています!Have a nice journey!!

白石紬

出典:『アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ』「白石紬とのメモリアルコミュ1」(最初の出会いのエピソード)より

ただ、思い出したのです。すっかり色あせて霞んでいた、幼い頃の……たわいもない夢を。

■コメント

【状況説明】
白石紬は石川県金沢市の呉服屋の娘。
紬が店番をしていたところ、公演のためにレンタルしていた着物を返却に来たプロデューサー(以下「P」)と出会います。

「君をひと目見て感じたんだ。この子なら、アイドルになれるって!」

彼女の立ち振る舞いに惚れ込んだPは紬をスカウトしようとするものの、新幹線の時間が迫っていたため、名刺を渡してその場から立ち去ります。

その1ヶ月後……。

Pの言葉を受け、アイドルを目指す決心をした紬は、新人アイドルオーディションのために上京します。
彼女とオーディションの場で試験官を担当していたPとの会話内でのセリフです。

【推薦文】(一部メモリアルコミュ1以降のネタバレを含みます)

白石紬の幼いころの夢、それは「アイドル」でした。

「君ならアイドルになれるよ」
幼少期、来店した父のお客様からかけられたというこの言葉は、彼女の心に憧れとして刻まれました。

ですが、幼い頃の夢をそのまま叶えられる人間は一握り。
成長するにつれ現実と照らし合わせたものへと変わっていくもの。
紬自身も「誰もが幼いころに抱く、錯覚のような……」と話します。
将来は家を継ぎ、金沢で一生を終えると思っていたのです。

そんな中で、このエピソードで語られたPとの出会いは、彼女の夢を形に変えるきっかけとなりました。

紬の言うとおり、誰もが経験することだからこそ、私はこのセリフに共感を覚えました。
また、彼女を語る上で根幹をなすワードは『夢』であると考えていたので、この言葉を名セリフとして選びました。

夢への一歩を踏み出したその先で、彼女は今も憧れたアイドルの姿に近づくため、日々邁進しています。
今回は異次元フェスという大舞台にて、白石紬は共演するアイドルの皆さんと共に最高のステージを見せてくれることでしょう。
そんな紬の夢の続きを、その先の景色を、これからも彼女と共に見届けませんか?

星井美希

出典:アニメ「THE IDOLM@STER」13話より

ミキね、ドキドキして、ワクワクしたの。ライトがキラキラして、お客さんの声が、ミキの中でわーって響いて……
これからもっとアイドルやりたいって思ったの!

■コメント

台風の影響で竜宮小町不在のまま始まった765プロ感謝祭。
バタバタとセットリストの変更を行いながら、プロデューサーや春香の声かけもありなんとか進行していく。そんな中、美希が「Day of the future」と「マリオネットの心」を連続で歌うセットリストになっていることが判明する。
ライブは終盤に差し掛かっている。曲の入れ替えは、もうできない。竜宮小町はまだ来ない。ぶっつけ本番。美希の実力を知っている響や真も「このダンサブルな曲を続けては無理」と言う。
しかし、美希は「やってみたい、試してみたい」とプロデューサーにその2曲をパフォーマンスする意志を伝える。
美希のその真剣な表情を見て、プロデューサーは「全力を出しきってこい」と背中を押した。
宣言通り、2曲連続でパフォーマンスをやり遂げた美希。
パフォーマンス終わりに、春香とステージ裏でステージの感想を語る。


星井美希が「アイドルをやりたい」と言った。これに尽きる。

星井美希のアイドルを始めたきっかけを覚えている人がいるだろうか。
そう、「友人の勧め」である。
天海春香や如月千早のように幼少期の原体験があるわけでもなければ、菊地真や萩原雪歩のようにアイドルを通じて自分を変えたいという意思もない。

 Q:じゃあ、なぜ、美希はアイドルを続けてるの?
 私:わかりません!!!!!

だからこそ、12話Aパートで練習をサボってしまう描写があったように、美希は何かきっかけがあれば アイドルであることを諦めることができてしまうのである。13話までは。

この13話のパフォーマンスを経て、「苦しさの先にある達成感」「歌やダンスなどのパフォーマンスに没頭する感覚」や「ステージに立つことによる高揚感」ーいわゆる、ワクワクドキドキーを体感した美希。
その状態で「アイドルやりたい」って言ってくれるって、プロデューサー冥利に尽きる。

もっとワクワクドキドキさせるからね!!!!!!!!覚悟してて!!!!!!!!!!!!!!!!

柏木翼

出典:『アイドルマスターSideM LIVE ON STAGE! 』DRAMATIC STARS ユニットストーリー 最終話より

オレの「翼」は輝さんと薫さんだ。そしてオレも2人の「翼」になる!

■コメント

【状況説明】
先に謝らなければいけないことがあり、この台詞(厳密にはモノローグ)についてのスクリーンショットこそ残していたのですが、前後詳細について残しておらず、状況については曖昧であったり、誤りがあるかと思います。
すみません。

覚えている範囲で、の話になりますが、ユニットライブ直前だったと思います。

元弁護士の天道輝、元医者の桜庭薫、元飛行機パイロットの柏木翼。
前職の社会人としての経験がある三人は、何故アイドルへ転身したのか・アイドルとして何を目指すのか、ライブの前に各々自問自答をします。
立場も年齢も性格もまるで違う三人が同じユニットとして組んでから、いよいよステージに立つ日が来ます。
特に輝と薫は度々衝突し、時には練習が中断するほどの喧嘩に発展することもありました。
翼はその度、二人の間に入ってなだめたり、クールダウンを促してきました。
ユニットの中で最年少の翼は、二人のことを尊敬しているのです。
輝は持ち前の明るさは勿論、面倒見が良い人柄です。薫も翼のことを気にかけており、普段の口数は少ないですが的確なアドバイスをすることもあります。
その二人へ、尊敬や憧れだけで終わらせない。DRAMATIC STARSを一番高いところへ導く。その決意表明に、自分の名前を重ねるというシーンになります。

【推薦文】

DRAMATIC STARSの関係性を体感するには、アニメをご覧頂くのが一番分かりやすいと思います。

輝と薫、二人にはそれぞれ目標があり、それは弁護士や医者をやっていた頃からアイドルに転じても変わらないブレのないものです。
それに対して翼は、ある失敗からパイロットを退き、同僚たちを支える仕事に回っていましたが、自分と同僚を比べるうちにその仕事すら辛くなって辞めてしまったところ、アイドルへのスカウトが来た……と、後ろめたいものから始まりました。

この台詞を選んだ理由がそこにあります。
Mobage版SideMを始めた当初、そこから始まる彼の物語を見届けたいと思い、彼の力になりたいとも願いました。
そして、ゲームを通してどころか下手すれば通り越して、プロデューサーという存在になっていくため、彼こそが自分にとっての【翼】だと感じたのです。
なのでこの台詞を初めて見た時、自分から誰かの【翼】になると言ってくれたことがとても嬉しかったのと同時に、使命感を感じました。
この先何があっても、DRAMATIC STARSと共に一番星を目指そう。
その思いが今でも変わらないほどの確固たるものにしてくれたので、この台詞を選出いたしました。

アイドルマスターシリーズの作中や楽曲において【翼】の意味は年々重みを増してきています。
『ミリオンライブ!』の同名アイドル・伊吹翼の存在は勿論、『シャイニーカラーズ』のプロデューサーの所属事務所の名前は283(つばさ)プロです。
プロデューサーと密接に関わるところにその名があるわけですが、比較的新しいものでは漫画『朝焼けは黄金色』の最終巻特装版付属CD収録の音無小鳥が歌う「翼」があり、音無小鳥の最初のソロ曲のひとつである「空」のアンサーソング的な曲です。
『朝焼けは黄金色』は、音無小鳥の母・琴美が伝説のアイドルとして語られ、琴美をデビューライブに立たせられなかった高木(順二朗)と、琴美に遺された 娘である小鳥との邂逅、黒井との対立、そして765プロ創設までが描かれる、重要な作品です。
これ以上掘り下げると話題が変わってしまいそうなので避けますが、上記のとおり他ブランドのプロデューサーにとっても【翼】という言葉や名前には大切な役割があります。
誰が誰の【翼】であるのか。そしてその【翼】で、どのような【空】を目指すのか。正しい答えはないとしても、考えるだけでアイドルたちの関係性に深みが増すように感じ、きっと指針になっていくはずです。

今回の異次元フェスにおいて残念ながら参戦の叶わなかったSideMですが、こういった形で他ブランド・他コンテンツのファンの方に向けて発信できる機会を頂いたのは有り難い限りです。
現行アプリが存在しないという厳しい状況にはありますが、今後もCD発売やイベント開催の予定が発表されており、その勢いは現行コンテンツに引けを取らないと思っています。
各ユニット曲とソロ曲を収録したCDシリーズ『49ELEMENTS』についてはDRAMATIC STARSがトリを飾りました。
柏木翼の2つめのソロ曲「スカイスケープノート」が収録されておりますので、一緒に収録されている楽曲は勿論、他ユニットのCDも併せて宜しくお願いします!

長富蓮実

出典:アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
SRカード[フィーチャースイートピー]特訓後 ホーム画面セリフ

私の努力をファンは知らなくていいんです。だって私、アイドルですから。

■コメント

【状況説明】
デレステに実装されているSRカード[フィーチャースイートピー]特訓後の、ホーム画面で見ることのできるセリフの一つです。
ウッキウキのライブをする蓮実ちゃんのイラストと、蓮実ちゃんの理想のアイドル像について触れられているセリフが印象的なカードです。

【推薦文】
ステージの上でも外でも笑顔で、ファンに夢を見せる存在であり、何十年先も愛されるアイドル。蓮実ちゃんはそんな『清純派アイドル』に憧れ、自分もそう在りたいと努力しています。
愛らしい妖精のような『偶像』として常にファンの理想であり続けるのは、並大抵のことではないでしょう。それでも、自分はアイドルだから、と言い切る彼女の自負と覚悟を感じるセリフです。
また、蓮実ちゃんが『アイドル』である以上、ファンがこの言葉を聞くことはありません。我々がアイドルを支える『プロデューサー』と位置付けられているからこそ触れられる思いがある、アイマスというシリーズの特徴が表れているなとも思います。

秋月涼

出典:アイドルマスター ポップリンクス、秋月涼の限界突破のセリフ

男でも女でも、どっちの姿も僕なんです。両方あわせて、秋月涼です!

■コメント

セリフ全文は、下記の通りです。
「男でも女でも、どっちの姿も僕なんです。
あの時の僕があるから、今があるんです!
両方あわせて、秋月涼です! えへへ!」

Repeating it in English: "Whether as a boy or girl, both of them are me! Because of who I was then, I am who I am now! In both ways, I am Ryo Akizuki! Ehehe!"

このセリフは、秋月涼の成長を表しています。

秋月涼は、自分自身が人からどう見られているかをとても気にする男の子でした。そんな彼は、周囲からまるで女の子のように扱われており、男の子からの人気ばかり集めていました。彼はこのような現状をもどかしく思い、「女の子からモテるかっこいい男性になりたい」と願っていました。

そこで、涼は男性アイドルになることを志しました。しかし、男性アイドルとしての活動を認められず、女性アイドルとしてデビューすることになりました。彼はそのことにショックを受けつつも、「いつか男性アイドルになる」という夢を叶えるため、女性アイドルとしての活動を続けました。

涼の女性アイドル時代は苦労の連続でした(当時の様子は、『アイドルマスター ディアリースターズ』をご覧ください!)。しかし、その中で、彼は人としてもアイドルとしても大きく成長しました。男性アイドルとして活動していれば学べなかったであろうことを、女性アイドルとして学んできました。

「かっこいいアイドル」は、男女関係なく、誰からも愛されます。それが、涼が目指すアイドルなのです。

SideMでは、彼は男性アイドルとして活躍するという夢を叶えることができました(男性アイドルとしての涼をもっと知りたい方は、『アイドルマスターSideM』のアーカイブを是非ご覧ください!)。

SideMの大きなテーマは "change "です。作中のアイドル達は、アイドルに転向する前に、様々な人生を送ってきました。自衛官やパイロットだった彼らがアイドルとして輝くことができる、素晴らしい世界です。そんなアイドル達の中で、涼もまた輝いています。彼の "change "は、他のアイドルほど劇的なものではないのかもしれませんが、このテーマを十分に満たすものであるといえます。

涼は遂に、念願の「かっこいい男性アイドルになることができたのです。彼がかつて望んでいたように、今では彼は多くの女性ファンがいます。しかし、彼には男性のファンも多くいるのです!涼はどちらのファンのことも大切に思っています。以前の涼だったら、そんな風に考えることはできなかったかもしれません.……!

涼の女性アイドルとしての人生は、今の男性アイドルとしての人生にとっても、なくてはならない大切なものなのです。

このセリフの意味を伝えるためだけであれば、この解説文は必要なかったのかもしれません。たった数行の短い文章です。見ただけで、言葉の意味はわかります。しかし、秋月涼というアイドルのことを理解することで、その意味はより深みを増します。涼は 「自分の女らしさを嫌がる男の子 」から 「男らしい自分も女らしい自分も受け入れる男性 」になったのです!

両方あわせて、秋月涼です!

男性アイドルのセリフを推薦してもいいのだろうか……と悩みました。でも、涼は女性アイドルでもあり、男性アイドルでもあります。そうした意味では、彼は、男性アイドルと女性アイドルの両方の世界を繋げることができる存在であると考えています。皆さんも是非、彼が生きる素晴らしい世界を見守っていただけますと幸いです!

Please kindly watch over Ryo because he's going to be changing up the world of idols. I want you to see his Dazzling World!!!

秋月律子

出典:アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ
CHALLENGE FOR GLOW-RY DAYS 秋月 律子(ミリシタ3rdアニバーサリーカード)のフレーバーテキスト

どうですか、プロデューサー?あなたの夢、あのステージの向こうにありますか?
私は、当然……見つけに行くつもりですよ、あなたと一緒に!

■コメント

秋月律子と言うアイドルは、プロデューサーと夢に向かって共に励み、共に助け合い、共に成長するまさに二人三脚でトップを目指す関係にあります。
そんな秋月律子とプロデューサーの関係を表したこのセリフを推薦させていただきました。

望月杏奈

出典:ミリシタのSSR「ハッピーメリークリスマス 望月杏奈+」のカードセリフより

外、寒かったかな?みんながポカポカになっちゃうくらい、ビビッと盛り上げていくよー!杏奈に、応援くださーい!!

■コメント

〇要約
杏奈といえばこれ!というセリフを入れたかった+異次元フェスの開催時期が12月で寒い季節ということでクリスマス杏奈のセリフをチョイスしました。
〇以下詳細
望月杏奈を代表するといっても過言ではないセリフ「応援ください!」
ライブでもMCの最初の挨拶などで披露され、望月杏奈役の夏川椎菜さんとプロデューサーとの間で
(*>△<)<今日も杏奈に、応援くださーい!!
ΩΩΩ<応援するよー!!
が恒例のやり取りとなっています。
また、持ち曲であるHappy Darlingにも歌詞として入っていて、プロデューサー達のコールが最大になる盛り上がりポイントです。
私はこの一体感が大好きで、のぼり企画として望月杏奈のセリフを選択する時には必ず入れよう、と考えていました。
ただ、代表的なセリフということもあって色々な場面で言っています。
そこでどのセリフを選ぼうかとなった時に、
・今回の異次元フェスの開催が12月で寒いこと
・12月といえばクリスマスシーズンである
といった連想からクリスマス杏奈のカードセリフがぴったりだと思い、今回このセリフを選択しました。

ヘレン

出典:ゲーム内のロード画面中に出てくる「アイドルの噂」のヘレンより

ヘレンを知っている幸せな者とヘレンをこれから知る幸せな者がいるらしい。

■コメント

「推し活動」の原点にして理想だと思えるものなので、推薦しました。
アイドルを推したいけど、よくわからないという人には、これから推しのことをたくさん知る機会があるという幸せがあり、既に推しのことを知っている人には、知らない人に伝導し、仲間を増やす幸せがある、共に歩いてきた幸せがある、ということを端的に示しているのではないでしょうか。

田中摩美々

出典:アイドルマスターシャイニーカラーズ
W.I.N.G.準決勝又は決勝敗退時の台詞

……どうして、初めから頑張らなかったのかな……私

■コメント

何でも器用にこなし、親から怒られたことはなく、いたずら好きで、でも、いつも興味がなさそうな雰囲気の田中摩美々。
そんな摩美々が、W.I.N.G.準決勝まで進むと、雰囲気が変わります。
「何かやりたいこと」を見つけたのに、敗退して何もかも失ってしまったと。
ここから、プロデューサーの言葉や、ファンの応援を思い出して立ち直っていきます。
W.I.N.G.敗退してもアイドルを続けたいと思うならどこまでも続けられること、ファンがいるならそれに応えるのがアイドルだということ、アイドルの根本的なところを感じられるはずです。

松田亜利沙

出典:アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover 4巻12話より

たとえ小さくはかないと思っても、そこにいることに絶対意味はあります

■コメント

チームに亀裂が走った時に何も出来ず悔しい思いをしている箱崎星梨花に松田亜利沙がかけた言葉です。

アイドルでありながら、アイドルオタクでもある松田亜利沙だからこそ、気持ちを行動に表す意味を伝えられたのだと思います。
「これって無駄なんじゃないか……」という不安や迷いごと背中を押してくれるようで、大好きな言葉です。

しゅがーはぁと☆(佐藤 心)

出典:「アイドルマスターシンデレラガールズ」内イベント「目指せきらきらモデルアイドルチャレンジ」より

おい! アイドルナメんじゃねぇぞ☆

■コメント

【状況説明】
松尾千鶴さんとの喧嘩の中で
「バカにしないでください。……どうせ、私なんかが可愛いアイドルになるなんて、そんなこと―――」
と言い淀む千鶴ちゃんに対してはぁとさんが言い放った言葉です。
その後以下の言葉が続きます。
「カワイイに憧れて何が悪いの!私だって、千鶴ちゃんだって、ほたるちゃんやきらりさんだって、みんな憧れてるんだぞ!」
いつもは一人称"はぁと"の彼女が"私"と言うくらい我を忘れて叫んだ言葉。
また、"千鶴ちゃんだって"と言う部分も印象的で、
千鶴ちゃん自身のアイドルへの憧れを近くで感じていたからこそ出てきた言葉なのだと思います。
そしてこの大喧嘩を経た2人は唯一無二の親友"ちづしん"として
その縁が続いていくことになります。
デレステ内、ススメ!シンデレラロード松尾千鶴編をぜひ読んで!!!!

【推薦文】:こんにちは。きらきらモデルアイチャレは良いぞ!おじさんです。
今でこそ面倒見の良さやPに対しての思慮深さなど26歳の出来るお姉さんアイドルとしての姿を見せる事も多い彼女ですが、
初期の頃は自分の理想と現実に対するギャップへの焦りなのか年が一回り以上離れたアイドルに張り合ったり、このモデルアイチャレでは二日酔いのままで現場に来るなどやさぐれた姿をよく見せていました。
そんな彼女のターニングポイントとなったお仕事が、このモデルアイチャレです。
自分自身にコンプレックスを抱えている各アイドルがファッションショーを通して、成長していくお話なのですが、
その中ではぁとさんは、このお仕事を通して彼女自身が愛する"しゅがーはぁと"というアイドルを志した時のキラキラした気持ちや純粋に可愛いを追い求めていた頃の気持ちを思い出します。
その中で出てくるこの台詞「アイドルナメんじゃねぇぞ☆」
きっとこの台詞は千鶴ちゃんだけではなく、当時の燻っている自分自身にも向けられている言葉で発破なのだと私は思います。
このお仕事は彼女自身にとっても大切なお仕事のようで、モバゲー版で最後に実装された「スタイリッシュ・はぁと」の特訓後イラストではモデルアイチャレで着ていた自作の衣装をエスコートする彼女という、佐藤心としゅがーはぁとの共演にも思えるようなイラストになっています。
(余談ですが彼女の趣味は衣装作りでありモバゲー版、デレステどちらでも特訓前に着ている衣装の殆どが自作のオリジナル衣装だったりします。)‬
そしてそのモバゲー版最後のカードで彼女はこう語っています。
「キラキラを諦めない。そんな気持ちが…この衣装には、こもってんの」

氏家むつみ

出典:モバゲー版デレマス(モバマス) シンデレラヒストリーより

まずは、一歩。 一歩踏み出せばそれだけで、きっと世界は変わる……

氏家むつみ

出典:モバゲー版デレマス(モバマス)
【[青嵐ディスカバー]氏家むつみ】親愛度MAX演出時の台詞

道端にある、小さな冒険…… 一緒に、もっと探してみましょう♪ 

■コメント

むつみちゃんは、冒険小説・映画が好きな13歳です。冒険に出掛けた山の中で、鳥に襲われているところをPに助けられたのをきっかけに、アイドル界への冒険に旅立ちます。
それまでは、冒険に憧れはするけれど「冒険したいのっ!」という一言を言えない物静かな子でした。
シンデレラヒストリーでは、スペインへのロケに旅立つ前の姿が、描かれます。
海外ロケを前に不安がるむつみちゃん。海外に行ったことのある、年の近い他のアイドル達に、アドバイスを求めますが、なかなか不安は消えません。
そこに、ヘレンさんが現れて「世界を巡る旅に失敗などない」と背中を押します。そして一人、心の中でつぶやくのです。
…怖いけれど、一歩踏み出してみよう、と。

もう一つの台詞からは、何気ない日常にも冒険を見出せる彼女の良さが、かいま見えると思います。古賀小春ちゃん、成宮由愛ちゃんと組んでいるユニット「ブルームジャーニー」のライブでも、日々の生活の中で起きた、ちょっとした冒険を紹介する「チャレンジジャーニー」というコーナーがあるほどなんです。
皆さんも、新しい挑戦を前に怖気づいてしまうこと、日々の生活を物足りなく感じてしまうこと、あると思います。でも、アイドル界で冒険を続ける氏家むつみちゃんは、いつだって、そんな私たちの背中を押し勇気づけてくれます。

ジュリア

出典:ゲッサン版コミック『ミリオンライブ』

今度さ、あたしにダンスを教えてくれよな。

■コメント

この世界のジュリアは勘違いから765プロにアイドルとして入ってしまい、まだアイドルとしての方向性について迷っている、過去のロックバンド時代のスタイルのまま、道をまよっている状況でした。
そんな中、自分とは真逆の、破天荒で突き進む力を持った翼と同じステージに立ち、アイドルとして、一歩を踏み出そうとした、そんなセリフではないかなと思っています。
最初は対立や迷いこそあったものの、ステージの熱に当てられ、新しい夢に向かって一歩を踏み出す姿勢。
それは成長であり、彼女がまた一つ大人になった証拠で、また翼との信頼もあると思える、さり気なく、でも深いセリフだと思います。

七草にちか

出典:シャニマス内SSRカード[ヴぇりべりいかシたサマー]七草にちかのホーム台詞

見えないです……!

見えないです……前しか……!

■コメント

【状況説明】
シャニマス内SSRカード[ヴぇりべりいかシたサマー]七草にちかのホーム台詞。
初期段階では「見えないです……!」のみだが、特訓後は「見えないです……前しか……!」へと変化する。

【推薦文】
「見えないです……!」と「見えないです……前しか……!」、似ているようで受ける印象が全く異なる両者だが、不思議なことにどちらも七草にちかというアイドルを象徴している。

[ヴぇりべりいかシたサマー]のストーリー内で七草にちかは、「七草にちか短期集中ムキムキ計画」として一夏を有意義に過ごすための細かい計画をたてたり、オーディションに出場したりと、様々な活動を始める。しかし現実には、あまりに緻密すぎる計画は早々に破綻しパンクしたり、オーディションでは受かると思っていたはずの2次予選で落選したり、と現実を突きつけられてしまう。
一方で、七草にちかの努力はプロデューサーやトレーナーを始めとした周囲の人間に認められており、七草にちか自身も最後には「ムッキムキなので……!」と直向きな努力が自信に繋がっている様子を見せる。

「見えないです……!」と「見えないです……前しか……!」の2文はまさしく、七草にちかを象徴する文章だと言えるだろう。

本企画では、特訓後に「前しか……!」がついて変化するという面白さを知ってもらうため、主催のやきおにぎりさんに無理を言って変化ギミックの実装をしていただきました。
改めて、心から御礼申し上げます。

星井美希

出典:XBox360版ゲーム「アイドルマスター」
星井美希裏ルートB〜Sランクコミュ「雑誌取材」より

知らせたいの。ここに、世界一のプロデューサーがいるって

■コメント

【状況説明】
雑誌取材の撮影現場にて、仕事の出来に妥協を許さない美希は現場のスタッフと衝突し、彼らは現場から撤収してしまいます。
どうしてそんなことをしたのかと美希に問いかけるPに対し、彼女が答えた言葉です。
(本解説は、セリフの出典元である「Xbox360版アイドルマスター」の裏ルートシナリオ(通称「覚醒美希ルート」)に準拠します)

【推薦文】
星井美希の魅力である、「貫き通す意思の強さ」と「プロデューサー(以下、「P」)への想いの強さ」が込められたセリフです。

Pと出会った頃の星井美希は、一言で言えば天才肌の無気力アイドルでした。ゆるい家庭環境となんでもテキトーにこなせてしまう生来のセンスゆえに、努力なしに育った彼女は、アイドルへのやる気も不足していました。しかし彼女は、ある決定的な出来事をきっかけに、自分のことを支え続けてくれたPの大切さに気がつきます。
美希は心を入れ替え、これまでとまるで別人のように、お仕事やレッスンに真摯に取り組むようになります。一番最初のファンであるPからの期待に応えるため、本気でアイドルを目指すようになるのです。

さて、このセリフを通して伝えたい美希の魅力の一つ目は、「貫き通す意志の強さ」です。
人生で何かがうまくいかなかった時、「今度からはちゃんとやるぞ……」と思いつつ、何かと言い訳をしつつ実行に移せない……そんな苦い経験は誰にでもあるのではないでしょうか?私はそんなことばかりです。
でも、星井美希は変わります。彼女はある日、Pに対して「ミキ、変わる!今日……ううん、今から!」と宣言し、その通り、劇的に変化を遂げるのです。
これまでPの頑張りを無碍にしていたことを強く反省した彼女は、テキトーで受け身な従来のスタンスを完全に捨て、どんなお仕事に対しても真剣に積極的に向き合うようになります。(真剣になり過ぎるあまり、前述のように共演者やスタッフと対立するような危うい面もあるのですが……)
「Pの期待に応える」という自分の決意を貫き通し、そのために自分自身すら変えてしまう。私はそんな彼女の意志の強さを尊敬し、憧れています。

二つ目に伝えたい魅力は、彼女の「プロデューサーへの想い」の強さです。
美希のプロデューサーに対する感謝と全幅の信頼は、やがて強い恋愛感情へと育っていきます。彼女はプロデューサーを「ハニー」と呼び、公私共々積極的にアプローチを仕掛けるようになります。
Pとアイドルの恋愛関係は、世間的には許されざるものです。それでも、この想いこそが「アイドル・星井美希」を魅力的に輝かせるのです。彼女がホンモノの恋する気持ちを持っているからこそ、美希の代名詞たる恋の歌はファンの心を大きく動かすのです。彼女自身の担当Pが「世界一のプロデューサー」であることを証明するために、美希は「世界一のアイドル」となるのです。星井美希にとってのPは、単なる仕事上のサポーターにとどまらず、彼女がアイドルを続ける理由そのもの、アイドルの輝きの根源であるというのが私の持論です。だからこそ、私は星井美希担当Pとしていつまでも彼女の隣に立ち、その輝きが向かうずっとずっとその先まで、共に見にいきたいと思うのです。

解説は以上となります!本解説は、出典元である「Xbox360版アイドルマスター」の設定に準拠しておりますが、以降のシリーズにおける美希も、「貫き通す強さ」「プロデューサーへの想い」という魅力は共通しているものと考えています(どの美希も最高です!!)。
皆さんも、「世界一のアイドル」星井美希をプロデュースしてみませんか?



ラブライブ!シリーズ


渡辺曜

出典:ラブライブ!サンシャイン!!1期11話より

千歌ちゃんにとって「輝く」ということは、自分1人じゃなくて、誰かと手を取り合い皆と一緒に輝くことなんだよね

■コメント

【状況説明】
ラブライブ!サンシャイン!!10,11話は発起人である千歌,梨子,曜の2年生3人をフィーチャーした回であり、11話の終盤に推薦セリフが出てきます。

(以下本編の紹介、ご存知の方は読み飛ばして構いません)

10話ではラブライブ予選用の曲の歌詞に悩む千歌と、予選とピアノコンクールの日程が被ってしまう梨子が描かれます。
梨子は物語当初はスランプでピアノが弾けなくなってしまい、舞台となる沼津にある浦の星女学院に転校してきます。
その後千歌と出逢いスクールアイドルとして活動していく過程で、スランプから立ち直っていきます。
その後ピアノに向き合う為、コンクールの課題曲を作曲し、この曲が予選曲に取り入れられることになります。
しかし前述の通り日程が被ってしまったので、当初梨子は予選を優先します。
しかし課題曲を聴いた千歌からコンクールに出た方がいいと後押しされてコンクール出場を決意し東京に向かいます。

一方で11話では8人で予選に挑むことになり、曜が梨子の穴を埋めることになります。
曜は千歌と幼なじみであり、水泳競技の飛び込み経験者で運動神経があるため、始めは苦戦しますが、卒なく修正していきます。
しかしそれは梨子の動きの模倣でありました。
ここで曜は梨子のように千歌に寄り添えないことに思い悩みます。

(閑話、ここではさらに長文になるため割愛しますが、この話以前から描かれた描写であり、ここに至るまでの描写、キャストさんや絵の演技などなどとても素晴らしいので是非本編を一度ご覧ください!
 また梨子と曜の楽曲Misty Frosty Loveでも深く描かれていますので、そちらもお聴きいただければ捗ると思われます!)

閑話休題

そんな曜の異変に気付いたのは3年生の鞠莉でした。
彼女は自分の本当の気持ちを伝えた方がいいと語ります。
すぐには話せなかった曜でしたが、梨子から電話で千歌の気持ちを聞き、千歌から曜のステップで踊ってほしいと諭され、私の推薦するセリフに繋がります。
こうして11話挿入歌『想いよひとつになれ』は完成する事になります。

【推薦文】今までメンバーそれぞれは互いにお互いのことを大切に考えていましたが、小さなボタンの掛け違いでバラバラに輝いていました。
しかし本編各話で想いを通わせてこのセリフに至ることでようやくAqoursは完成しました。
 
このセリフを推薦した理由は「想いを伝える大切さ」です。
それぞれの掛け違いの解決で共通している事のひとつに「気持ちを伝える」事があると考えます。
それはみんなで輝いていく為に必要不可欠なものです。
作中では『想いよひとつになれ』は「大切なこと」がテーマとして描かれます。
この曲を創る過程そのものがそのテーマであり、1期のひとつの山場としても機能しています。
 
そしてこのテーマはこののぼり企画にも通ずるものがあると考えます。
参加者のみなさんの伝えたい気持ち、みんなで輝く、そんな情熱がセリフや推薦文のひとつひとつに輝いています。
この想いが今お読みになっているあなたの輝きの糧になっているなら幸いです!
一緒に輝いてライブを盛り上げましょう!!!
 
【余談】今回このセリフを推薦するもう一つの理由に、会場が東京ドームである事が挙げられます
『想いよひとつになれ』はキャストさんの1stライブでは原作通り8人で歌唱され、梨子役の逢田梨香子さんがピアノ伴奏するという形で再現されました。
 
時は流れ4thライブ東京ドームで行われた公演。
イントロこそピアノ伴奏がありましたが、その後9人でステージに集まり2年生3人がセンターで歌唱し踊るというサプライズがありました。
これは原作の修正前の9人フォーメーションとも違う、原作にも描かれなかった11話以降を踏まえたものです。
ラブライブ!の魅力のひとつにMVとのシンクロが挙げられると思いますが、あえてMVとシンクロをしていないフォーメーションを描く事で作中以降の成長を表現していてとても感銘を受けました。
ラブライブ!シリーズのライブは一部サブスクで配信されているものがあり、こちらの4thライブもありますので、是非ご覧ください!

唐 可可(タン・クゥクゥ)

出典:ラブライブ!スーパースター!!
 1期第1話「まだ名もないキモチ」より

おしまいなんてあるんデスカ!?
好きなことを頑張ることにおしまいなんて あるんデスカ!?

■コメント

【状況説明】
歌が大好きなのに過去のトラウマにより人前で歌えなくなってしまった主人公澁谷かのん。
スクールアイドルをやるために上海から留学してきた唐可可に歌声を惚れられ
熱心にスクールアイドルに誘われるもどうしてもあと一歩を踏み出せなかった。
そんな自己嫌悪により歌そのものからすら離れようとするかのんへ向けた可可の言葉です。

【推薦文】
学生の間という限りある時間で輝く存在のスクールアイドルへの強い憧れを持ち
なおかつ日本にいられる時間そのものが限られている可可だからこその
心の底から溢れ出たこの言葉のもつ力に心が突き刺され一気に「ラブライブ!スーパースター!!」の世界に引き込まれたのを覚えています。

スクールアイドルに限らず
様々な想いを抱えて輝こうとするアイドルマスターのアイドルたち
そんなアイドル達が大好きで支えようとするプロデューサー
我々のようにラブライブ!やアイドルマスターが大好きなオタク
現実の色んなことに悩みもがきながらも進もうとする人
色んな人達に突き刺る言葉かなと思い推薦致しました。

個人的にスーパースター!!ひいては「ラブライブ!」という概念を象徴するセリフのひとつだと思います。
またこの直後に流れる挿入歌「未来予報ハレルヤ!」も名曲なのでぜひお聴きいただけたら嬉しいです。

澁谷かのん

出典:ラブライブ!スーパースター!!
1期第3話「クーカー」より

歌える、ひとりじゃないから!

■コメント

【状況説明】
可可の言葉によりスクールアイドルをやる決心をつけた澁谷かのん。
千砂都コーチの指導の元レッスンを可可と共に頑張り、2人で歌う曲も完成させる。
しかし長年抱えてきた人前に立つと歌えなくなるという心の枷を完全に外すには至らなかった。
歌えない自分のせいで可可の夢の足を引っ張ってしまうと涙するかのんに
可可は「かのんさん自身を悪く言わないでください」「歌は可可が全部歌うので一緒にステージに立ってくれるだけで嬉しい」と抱きしめ優しくも頼もしい言葉をかける。
いざ代々木スクールアイドルフェス本番。
暗転するステージの上でかのんは、不安そうに震えながら必死に自分を鼓舞する言葉を呟く可可に気づく。
怖いのは自分だけじゃない。
可可は決して強いわけじゃなく、自分のために気丈な言葉や振る舞いをしてくれていた。
このステージの上は孤独なんかじゃない。
暗転が明ける直前、かのんの目に星が宿る
「歌える、ひとりじゃないから!」

【推薦文】
ラブライブ!スーパースター!!の主人公
澁谷かのんちゃんの性格や在り方を象徴するセリフだと思い推薦させて頂きました。
かのんちゃんは幼い頃からどこかヒーロー気質なところがあり、誰かのために矢面に立ったり、みんなを鼓舞し引っ張っていく存在でした。
ですが決して心の芯から無敵のヒーローのように強い訳ではなく
人よりもプレッシャーに弱かったり、苦手なものが沢山あったりと年相応の等身大な女の子でもあります。
「澁谷かのんは自分のためではなく、誰かの夢のために泣いたり、震えている誰かためなら歌える」
そんな部分が強く出た私がかのんちゃんを大好きになるきっかけになったシーンです。

また「結ぶ」「繋がる」「みんなで」が大きなテーマであるラブライブ!スーパースター!!の根底にも通じるセリフのひとつでもあると思います。
この直後に歌われる結ヶ丘女子スクールアイドル部の始まりの歌「Tiny Stars」がありえん素晴らしい楽曲なのでぜひお聴きくださったらなによりです。

また私の感想になりますが
後輩が加入した2期の曲に「揺らぐわ」という曲があります。
「ヒーローは誰よりも強くて勇敢に描かれてたけど」
「揺れたり迷ったり僕と同じなんじゃないのかな?」
「なんてね思ってまた熱くなる」
という後輩から見て手の届かない、追いつけない存在だと思っていた1期生の先輩たちが
自分と同じで時には悩んだりつまづいたりする事もある。
それに気づいて折れそうになった自分を「揺れない!」と鼓舞するという泥臭い歌詞があり
このかのんのヒーロー性と年相応の弱さのアンビバレンスさにも通じる気がしました。
こちらもハチャメチャにかっこいい曲なのでぜひお聴きくださればと思います。

澁谷かのん

出典:アニメ・ラブライブ! スーパースター1期第1話より

やっぱり私、歌が好きだ!

■コメント

【状況説明】
ラブライブ! スーパースターの主人公、澁谷かのんは幼い頃から歌うことが大好きでした。
自分の歌を世界に響かせたい。
それがかのんの夢でした。
しかし、内気であがり症な性格が災いして、結ヶ丘女子高等学校音楽科の受験に失敗してしまいます。
歌は好きだけど、人前では歌えない。
かのんは音楽の道を諦めて、結ヶ丘の普通科に進学します。
そんなかのんの前に現れたのが、上海からの留学生、唐可可でした。
「一緒にスクールアイドルをやろう」という可可の熱心な誘いにより、かのんは自分で蓋をしていた本当の思いに気づきます。
その時に発したのが、この言葉です。

【推薦文】
可可とともにかのんはスクールアイドルを始め、やがてメンバーが増えてLiella!となります。
Liella!結成1年目を描いたのがスーパースター1期です。

そして、澁谷かのん役の伊達さゆりさんもまた、「歌は好き。でも人には聞かせないもの」という内向的な性格でした。
小学生の頃からラブライブ!が好きだった彼女は、いつか自分もラブライブ!キャストになりたいという夢を持っていました。
ラブライブ!初の一般公募オーディションに合格することで、彼女はその夢を叶えます。

かのんの性格と行動は伊達さんにも重なるところが多く、かのんに寄り添い支えられてLiella!の活動を重ねていきます。

スーパースター2期ではかのんは2年生に進級し、リーダーらしい振る舞いも増えました。
伊達さんにとっては、かのんの姿がプレッシャーになってしまい、「歌が好き」と言えない時期もありました。

助けてくれたのは、Liella!のメンバーでした。
それは、スーパースター2期の中で将来について悩む中、Liella!メンバーに背中を押されたかのんと重なるものでした。

「異次元★♥BIGBANG」のMVにも出てくるこの言葉は、かのんと伊達さんを繋ぐ言葉でもあるのです。

中須かすみ

出典:アニメ・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会1期第6話より

ダメなところも武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ。

■コメント

【状況説明】
天王寺璃奈は感情を顔に出すことが苦手。虹ヶ咲学園に入学した彼女は、そんな自分を変えたくてスクールアイドルを始めました。
ライブをやることになり準備をしていた璃奈ですが、やはり自信がないとライブ前日の練習に出ず、自宅に閉じこもってしまいます。
心配して駆けつけた同好会のメンバーで、中須かすみが言ったのがこの言葉です。

【推薦文】
このセリフの後、同じく同好会の宮下愛が続けます。
「そうそう、できないことはできることでカバーすればいいってね」

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会には、個性豊かなメンバーがいます。
彼女たちにはウィークポイントもあります。
極度の方向オンチとか、信じられないほど料理が下手とか…。
でも、それも含めてメンバーの魅力です。

実際のアイドルもそうじゃないでしょうか。
ダメなところを武器として使っているアイドルはいます。
歌やダンスが苦手でも、努力し続ければファンは見守るし、そういうアイドルをファンは応援します。

かすみのセリフも愛のセリフも、アニメの中では会話の流れで出てきた言葉ですが、全てのアイドルにヒントと勇気をプレゼントできる言葉です。

小原鞠莉

出典:アニメ ラブライブ!サンシャイン!! 1期第8話より

私は諦めない。必ず取り戻すの、あの時を!
果南とダイヤと、失ったあの時を! 私にとって宝物だった、あの時を……

■コメント

【状況説明】
日々の活動が注目度を上げていき、東京のスクールアイドルイベント出演に誘われたAqours。
ルビィ達のイベント出演に際し、ダイヤも妹の気持ちを尊重し応援したいと思いつつ、後押しをした鞠莉を問い詰める等、気持ちと立場の狭間で苦しんでいる様子を見せます。
かつて果南、鞠莉、ダイヤらはスクールアイドルを目指して活動していましたが、結果を残すことは出来ないどころか、あることを理由にステージ出演の機会をも自分たちで潰してしまっていたのです。
ダイヤからどんなに強く詰め寄られても余裕の表情でかわす鞠莉でしたが、果南からもスクールアイドルについて強く否定されてしまいます。
果南とダイヤに誘われる形で参加した鞠莉。そのやり取りの中には、果南からのハグといったスキンシップもありました。
果南からの否定の言葉を受けてなお、ハグしようと言わんばかりに両腕を広げる鞠莉。
しかし果南は「誰かが傷つく前に」と言い残して鞠莉の横を通り過ぎるのでした。
今回の台詞は、その時の果南に対して感情を吐露し、強く訴える台詞です。

【推薦文】
先述のとおりダイヤからはどんなに問い詰められても余裕の表情だった鞠莉が、涙ながらに果南へ訴えるという場面に驚きました。
考えの違いはあれど、果南もダイヤも鞠莉も、本人なりに真剣にスクールアイドルという存在と向き合った(この時点での)結果、なのだと思います。
気持ちだけではどうにも出来ないことがあるのは当たり前のことで、その現実を受け入れた結果その気持ちを否定せざるを得なくなる……。
ただ、すぐ近くに同じ気持ちを持つ人たちがいるのなら、わざわざ否定しなくても良いんじゃないか? というのが鞠莉を通して作品から訴えかけているようにも思えました。
何より、果南たちはまだ引き返しが利く立場だったのも大きいと思います。自分にとって【宝物】と呼べる時間を、まだ作れる可能性がありますから。
鞠莉の立場だったら、果南たちに(ある種の)責任を取ってほしいという気持ちもあったかもしれません。
2期でそうなっちゃうのか……的なことはありますが、1期時点では強い意思表示に心を動かされたのと、3年生組が再度結束するにあたり欠かせない言葉だと思ったためこの台詞を選出しました。

この後和解に至り、「未熟DREAMER」にて3年生組のみステージ出演を見送った回想シーンで着ていた衣装→新しい衣装へ変わる演出は見事でした。

ラブライブ!サンシャイン!!について、学校の顛末に至るまでμ'sとの対比が巧妙に出来ている作品であるのは以前から理解していたつもりですが、ミリアニを見たうえで見ると別の視点で楽しむことができました。
何を見てそう思ったかというと、先輩アイドルとの関係が各作品で異なるからです。
ミリアニではネタバレ防止のため詳細は伏せますが、未来が直接先輩アイドルのステージを見てアイドルを目指す、先輩アイドルと直接話す機会があるなど、先輩アイドル(765AS)がきっかけを作ったとともにアドバイザー的な役割を持っているのがわかります。
それに対し、ラブライブ!サンシャイン!!はμ'sがきっかけを作っていますが、直接会う場面はなく、憧れの形として提示され続けます。
その憧れを起点に活動し続け成長し、自分らしさを確立・尊重して真似事で終わらなかったのが素晴らしい作品だと感じました。

高坂穂乃果

出典:ラブライブ! The School Idol Movieより

限られた時間の中で、精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き。

■コメント

穂乃果と3年生がスクールアイドルとμ'sの好きなところを話すシーンです。
穂乃果には素晴らしいセリフがたくさんあるので、ひとつだけ選ぶのに苦労しました。でも、このセリフは見事に際立っていました。
μ'sは奇跡のグループです。スクールアイドルとしてたった1年しか一緒に過ごせなかったにもかかわらず、こんなにも輝くことができました。9人が一緒に叶えた物語です!
新人のラブライバーさんがμ'sを知るのは難しいかもしれません。でも大丈夫。ラブライブ!サンシャインやその後のアイドル達を見ての通り、卒業してから長い年月が経った今でも、彼女たちはいつでもどこでも、多くの人々の心を揺さぶっています。
彼女たちの「躓いて起き上がって 見つめあえる嬉しい冒険」を何度でも見ることができます!!

限られた時間の中で、精一杯輝こうとしたμ'sが好き。
精一杯輝こうとし続ける穂乃果が大好き!!


In English it's "I love school idols who try their best to shine brightly in the limited time they have."

Honoka has so many amazing lines that it was difficult to pick just one. But this line was something that always stood out splendidly!!

μ's is a miraculous group. Though they only spent one year together as school idols, they were able to shine so bright. It was a story achieved together with us alongside those 9!

I get the idea that it may be difficult for newer fans to get to know μ's. But I personally don't think it should be a problem. Even now, as we can see in the Love Live! Sunshine and even beyond that, even a long time after they graduated, they're still touching the hearts of people everywhere.

I love μ's who did their best to shine brightly in the limited time they have

I love Honoka who continues to shine brightly♡

絢瀬絵里

出典:ラブライブ! 1期13話『μ'sミュージックスタート!』より

変わることを恐れないで、突き進む勇気。……私はあの時、あなたの手に救われた。

■コメント

穂乃果に対し絵里が本音を打ち明けるシーンでのセリフです。
穂乃果から「変わることを恐れないで突き進む勇気」という大事なものを教わり、その手によって救われたと話す絵里。この言葉を受けて、穂乃果はみんなに対する素直な気持ちを再確認します。
穂乃果のわがままで素直な性格はみんなを沢山振り回しました。しかし一方でみんなからは勇気を示しているように見えていました。μ'sはそんな穂乃果の勇気によって形作られていたのだと解釈します。それを示した、穂乃果によって大きく心を動かされた絵里だからこその名セリフだと思います。

高坂穂乃果

出典:ラブライブ! The School Idol Movieより

飛べるよ。いつだって飛べる。あの頃のように!

■コメント

謎の女性シンガー(未来から来たと思われる穂乃果)が現在の穂乃果に助言をするシーン。
「あの頃」とは壁となるものを飛び越えることを諦めなかった幼少期の頃。このセリフを受け、現在の穂乃果は目の前にあるとても大きな問題に答えを出します。
誰にも言えない悩みってみんな持ってますよね。それを本当に誰にも相談することなく、未来からメッセージが届いたとはいえ全部自分自身で解決するとは、この子は強い子だなって思いましたね。そして、そんな穂乃果に心を打たれました。一歩踏み出す勇気を与えてくれる名セリフだと思います。

嵐千砂都

出典:「ラブライブ!スーパースター!!」アニメ1期第6話より

私ね、ずっと夢見ていた気がする。こういう日が来ることを

■コメント

【状況説明】
スクールアイドルとして初めてステージに立ち、幼い頃からの夢である「かのんちゃん(澁谷かのん)の力になれる存在になって、かのんちゃんの隣に立つ」という夢を実現した千砂都が舞台袖でその思いを吐露した台詞です。

【推薦文】
「ラブライブ!スーパースター!!」のテーマの一つに「私を叶える物語」というものがあり、キャラクターそれぞれが自らの夢と向き合う姿が描かれています。

中でも嵐千砂都は、可愛らしく儚げな外見やボイスからは想像できないほど心の芯が強く、自らの夢に向かって何年も努力を積み重ねているストイックな少女です。
千砂都のアニメ1期時点での夢は「幼馴染のかのんちゃん(澁谷かのん)の隣に自信をもって立てる自分になる」こと。

今でこそ社交的で明るい性格の千砂都ですが、幼い頃は臆病な性格の女の子でした。そんな彼女に手を差し伸べ、一歩踏み出す楽しさを教えてくれたのが幼馴染の澁谷かのんでした。かのんの明るさや前向きさ、「歌うこと」という大好きで夢中になれるものを確立している姿に勇気をもらった千砂都は、いつかかのんの力になれる存在になりたいと思い「かのんちゃんができないことをできるようになる」という目標を掲げます。そしてダンスという夢中になれることを見つけ、懸命に努力を続けます。

この時の千砂都の心情が、彼女のソロ楽曲の歌詞にも表れています。
「ねえ ひとつでいい 限界までやれたら もう自分のこと キライだなんて言わないよ」「『ここにいるよ』って言える自信がほしいの」(勇気のカケラ, 作詞: 宮嶋淳子, 2021年)

「一人で結果を出して自分に自信を持てるようになるまで、かのんちゃんと一緒に何かをするのは止めよう」と決意していた千砂都は、この日ダンスで大きな結果を残します。そして同時に、かのんから大切な言葉を贈られます。「私もちぃちゃん(千砂都)の姿にずっと勇気をもらってた。」自分が一方的に勇気をもらっているだけだと思っていた幼馴染に、実は自分からもずっと勇気を与えられていた。そのことを知った千砂都はついにかのんと共にスクールアイドルのステージに立ち、この台詞を口にします。

嵐千砂都という少女が自分を変えたい、こうありたいと決意し何年間も重ね てきた努力、彼女の意志の強さやストイックさ、それらが花開き実を結んだ喜びと、幼馴染の固い絆がこの台詞には込められています。
千砂都の魅力は可愛らしさやノリの良さなど他にも様々あるのですが、この台詞から彼女の大きな魅力である「ストイックさ・努力家」な一面が伝われば幸いです。

最後に、嵐千砂都を象徴する歌詞をもう一つ紹介したいと思います。
「僕らはいつでもストイックに夢みる」(Flyer’s High, 作詞: 宮嶋淳子, 2022年)

ナナミ/ヤエ/ココノ

出典:「ラブライブ!スーパースター!!」アニメ2期より

♥この学校の生徒にとっては誇りなんだよ!自慢なんだよ!
Liella!はこの学校のスーパースターなんだよ!

■コメント

【状況説明】
思ったような結果が出せず、自分たちはこのままスクールアイドルとして大会優勝を目標に進んでよいのかと思い悩むLiella!のメンバーに、クラスメイトであるナナミ・ヤエ・ココノがかけた心からの応援の言葉です。

【推薦文】
学校の生徒がアイドル活動をする「スクールアイドル」は、時にその学校の代表のような存在となります。特に「ラブライブ!スーパースター!!」の舞台である結ヶ丘女子高校は新設校(アニメ2期で設立2年目)のため、1年目から成果を残しているLiella!の存在は大きなものとなっています。

期待に応えたい、学校のみんなを笑顔にしたいと奮闘する中で、結果が振るわないこともあります。そんな時、スクールアイドルに再び前を向く力をくれるのもまた学校の生徒たちの応援の言葉でした。

普段から自分たちをサポートし応援してくれるクラスメイトの真っ直ぐな言葉を聞き、気持ちを新たにしたLiella!は、感謝を伝えるために学校でライブを行います。
学校を挙げてライブの準備を進め、生徒のみんなに囲まれながらLiella!がライブをする様子は、スクールアイドルから学校・生徒たちへ、そしてその逆へと勇気やエネルギーのキャッチボールが行われていることが伝わってきます。

この作品のタイトル回収になっているとともに、スクールアイドルと学校・生徒たちの双方向の関係性を物語る素敵な台詞だと思います。

私にとってLiella!のメンバー(キャラクター)、そしてキャストさんはこの台詞の通り「スーパースター」のような存在です。きっと皆さんにもそれぞれスーパースターと呼べるアイドルがいるのではないでしょうか。

この異次元の祭典がたくさんの星々が“最光”の輝きを放つ2日間となること、そしてあなたにとって新たな星との出逢いの機会となることを願っています。

≪キャラ名≫

出典:テレビアニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」13話(1期の最終回)より

これからも躓きそうになることはあると思うけど…あなたが私を支えてくれた様に、あなたには私がいる!

■コメント

【状況説明】
テレビアニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」13話(1期の最終回)より 最後のステージでの歌唱前に、一人ずつメンバーからこれまでの活動の振り返りや感謝の言葉を述べていたシーンで、トリの上原歩夢から高咲侑及び観客と視聴者に向けられたセリフ。

【推薦文】
まず高咲侑というキャラクターについて。侑はアニメ化に際して設定された、元々はアプリゲームの主人公=プレイヤーの分身のような存在で、発言者の上原歩夢の幼馴染みであり、スクールアイドル同好会のメンバーをサポートし応援するマネージャーのような役回りです。

ライブイベント終了間際に「まだ伝えたいことがあるから」と侑を呼び出し、メンバー全員でこれまで自分達を支えてくれた侑に向けて、応援してくれた観客及び視聴者に向けて、全員で感謝の曲を届けます。
「あなたのための歌を」
同好会メンバーはこれまで、侑の支えがあったから壁を乗り越えて活動できていました。逆に侑はメンバーを応援していくうちに希望と勇気をもらい、侑自身も新しい夢がここからはじまります。
「仲間だけどライバル ライバルだけど、仲間」
虹ヶ咲はラブライブ!シリーズの中でも特に「応援する側」と「される側」の関係にスポットライトを当てた作品であると個人的に感じております。ファンの応援や支えで、時には同じ同好会メンバーで支え会うことで各々の夢を叶えていくストーリーの最後に応援してくれた全ての人へ向けたの感謝の言葉が推奨台詞というわけです。

余談ですが、虹ヶ咲はプロジェクトが発足してからアニメ化に至るまで苦難の日々を過ごしており、この一連のセリフは一緒に苦難を乗り越え、応援してくれた視聴者、ファンに向けての言葉とも受け取れます。

このページを見ている人なら誰しも応援している「推し」がいると思います。これからもたくさん応援してください。きっと侑のように希望と勇気をもらえるはず。

高海千歌

出典:ラブライブ!サンシャイン!!1期4話より

一番大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!

■コメント

国木田花丸ちゃんという子がスクールアイドルに興味を持っているが、運動が苦手で自分には向いてないと思っていた時に主人公の高海千歌ちゃんが花丸ちゃんの背中を押した一言です。
人生に悩んでる時に是非このセリフを思い出してみて頂きたいです!!

Aqours(メンバー全員)

出典:ラブライブサンシャイン!! 1期最終話(13話)より

君のこころは輝いてるかい?

■コメント

最終シーンの最後のセリフであり、Aqoursの1stシングルの曲名でもあります!!
最後に視聴者に問いかけるようなセリフです!

このセリフは説明の通りAqoursの記念すべき1stシングルの曲でもあります!実は[君のこころは輝いてるかい?]の続きには、
[胸に聞いたら"YES"と答えるさ]という、歌詞があります!
自分はこういうファンサービスに弱いので最初に聞いたとき凄く感動しました!
これを見たあなたも胸に聞いてみては!?

西木野真姫

出典:ラブライブ!第2期11話より

だからアイドルは続けるわよ!絶対約束する!何があっても続けるわよ!
――でも、μ'sは私たちだけのものにしたい。にこちゃん達のいないμ'sなんて嫌なの。私が嫌なの!!

■コメント

【状況説明】
メンバー9人での最後のステージを目前に控えたμ's。彼女達は、「3年生メンバーの3人が卒業した後もμ'sを続けるべきか」という問題に直面します。この問題への答えは、残される1・2年生の6人で考えることになりました。
とある休日、μ'sの9人は街に遊びに出かけます。その日、彼女達は全員がやりたいことを全部行い、最後に誰もいない夕暮れの海岸を訪れます。そこで6人は、「3年生が卒業したらμ'sをおしまいにする」という結論を宣言します。
この決断を受け入れようとしないのは、スクールアイドルに対しての思い入れが人一倍強く、誰よりもμ'sの存続を願っていた、3年生の矢澤にこでした。そんな彼女に対して、1年生の西木野真姫が涙ながらに訴えかけた言葉です。
この後、9人はμ'sの終わりを受け入れます。そして、堪えきれない涙を見せまいと駆け出した穂乃果を追いかけ、9人は帰りの駅に辿り着きます。彼女達は駅前の証明写真機で9人の「証明写真」を撮影した後、夕陽に包まれた駅のホームで青春の涙を流すのでした。


【推薦文】
「3年生が卒業したらμ'sをおしまいにする」という決断と、その言葉に込められた想いに、私は強く心を動かされました。
彼女達には、来年以降もμ'sを続けるという選択肢もありました。実際、現実のアイドルグループやチームの多くはメンバーの入れ替えがあります。グループを長く存続させる上では、正しい選択です。それでも、6人は全員が同じ結論、「終わらせる」ことを選びました。
「μ'sが紡いできた物語を、9人だけのものとして完結させたい」。彼女達の選択はとても美しくて、素敵なものだと思うのです。
お互い全く違う人生を歩んでいた9人は、穂乃果のもとにμ'sとして集い、一つに繋がりました。廃校の危機、オープンキャンパス、学園祭ライブ、みんなでの合宿、最終予選……一年間の間に数々な出来事を経験し、思い出を積み重ねてきました。そのなかで、9人はお互いにとってかけがえのない存在になっていました。本セリフの「にこちゃん達のいないμ'sなんて嫌なの。私が嫌なの!!」という部分からは、彼女にとって、いかに9人が「一人として欠けてはならない特別な存在」であるかを感じることができます。

また、彼女達が「9人」であることを特別に思う気持ちは、この日の彼女達の行動にも表れています。
この日の9人がしたことは、「世界で9人だけしか知らない秘密の思い出」を作ることでした。夕陽に染まる海岸も、9人の「証明写真」も、駅のホームで流した涙も、すべて9人だけのものです。今後μ's以外のメンバーが知ることはないでしょう。
これは、これからのμ'sの在り方にも言えることです。3年生が卒業した後、9人以外のメンバーによりμ'sの物語が紡がれることは決してありません。それは裏を返せば、「μ's」は永遠に9人だけが共有する物語として在り続けるのだといえます。それは凄く純粋で、美しくて、素敵なことだと私は思います。
μ'sという物語は、9人だけの夕焼けの海岸風景と共に、いつまでも輝き続ける宝物として、彼女達の心の中に在り続けることでしょう。

限られた時間の中を全力で生きるスクールアイドルの輝きと、μ'sの9人の絆を感じる、大好きなセリフです。

いかがでしたか?

ちょっとでも違う次元せかいを覗けましたか?

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